研究

「最近、朝起きた瞬間から疲れている」 ある日、研究仲間のAさんと雑談していたときのことです。会話の中でふと出てきた一言──「最近、朝起きた瞬間から疲れてるんだよね」。 それは冗談交じりのようでいて、妙にリアルな響きがありました。Aさんは大学で研究職に就く40代後半の中堅研究者。若い頃は徹夜で論文を書き上げたり、日付が変わるまで実験に没頭したりしていたそうです。でも今は、「頑張る」だけでは、どうにもならない場面が増えてきたと語ってくれました。 論文執筆にプロジェクト管理、学生の研究指導に学会準備──Aさんの1日はタスクの連続です。自分の研究に集中したいと思いながらも、会議や雑務、スケジュール管理…

冷静にはなれませんが分析してみましょう。

昔と比べて大学の定員はそれほど変わっていないと思うんだけど、少子化が進んだおかげで大学進学率はかなり上がった。しかし、大学なのに高校レベルの授業が行われていたりと、いろいろ批判もある。まぁ、日本の場合は大学へ行く目的は就職のためなので、仕方のない面もあるかもしれない。 私は大学院まで進んだけれど、あまり真面目に学ばなかったので、行った意味があるのかというと正直疑わしい。ただ、大学や大学院というのがどういう場所なのかということは、やっぱり行かないとなかなかわからないと思う。逆に言えば、それがわかれば行った意味はあるんじゃないかと思う。 文科省の分類では、中学・高校が中等教育で、大学以降が高等教育…

ランキング参加中Think<書くことは考えること> こんにちは。 今日は、研究の中で経験した「仮説の否定」と、そこから得た「伝え方」の学びについて書いてみたいと思います。 誰だって、できれば失敗はしたくないものです。でも最近、僕は少しずつ、「失敗ってむしろ栄養になるな」と思うようになってきました。風邪をひいたときのビタミンのように、苦いけど効く。だからこの経験を、僕のなかでは「ビタミン」と呼ぶことにしています。 僕は今、博士課程で工学系の研究に取り組んでいます。この分野では、どれだけ準備を重ねても、思い通りの結果が出ることのほうが少ないというのが現実です。だからこそ、粘り強く試行錯誤を続ける姿…

ランキング参加中成長したい！ こんにちは。 今回は、ここ最近ずっと取り組んでいる「英語学習」について、ちょっとだけ語ってみようと思います。 これまでの記事で一番内容が薄いけど、これくらいが書いてて一番楽です笑。 正直に言えば、僕は英語が得意なタイプではありません。中学・高校での成績も、どちらかというと文法と単語の“暗記”に頼っていて、いざ英語を“使う”となると、口ごもってしまう。そんな感じでした。 でも最近、少しずつ感覚が変わってきました。 というのも、「英語って、単語や文法を必死に考えるというより、フレーズの“瞬発力”が大事だよね」という話を聞いたのがきっかけでした。 あるとき、英語が流暢な…

今年の入試でも早速偏差値＋10くらいの学校に受かってくれた生徒が現れた。歳を重ねる毎に偏差値はあてにならないという思いが強くなる一方である。あんなもの無くして良いと思う。子供は可能性に満ちているのに偏差値のせいでその可能性が潰されていることの何と多いことか。 偏差値は安全圏の学校で合格を取っておくためだけに利用すれば良い。第一志望の学校に受かるには何が必要かを知り、その知識や技術を身につけて過去問で練習すれば塾の成績が悪くても受かる子は少なからずいる。 親の役割は偏差値で一喜一憂することではなく、子供の第一志望校を子供と一緒に研究することである。 今日はここまで。読者に幸運が訪れますように。 …

前回のエントリの続き。 blog.kolmas.tech 大学生（2008〜2012年） 文理融合系の学部に進学。色々な専門が入り乱れる学部で、その中でコンピュータ分野も存在感を持っていた。 かなり自由度高く様々な科目を取れるカリキュラムの中で、プログラミング・コンピュータサイエンス系の科目を取りまくる。コンピュータアーキテクチャ、ネットワーク、データベース、情報セキュリティなど、改めてちゃんと幅広に勉強する。 プログラミングという観点からは、基本的なデータ構造やアルゴリズムを自分の手に馴染む道具として正しく理解したのはここが初めて1。 色々と視界が開ける体験をしたが、中でも習得の過程で一番感…