植えてから45年ほどのクロガネモチの大木を切った。 この木は自分が小学校に上がる頃に、叔父が持ち込んで植えたのを覚えている。縁起物だが子供心にはさほど響かなかった。別にカブトムシが来るわけでも無く、食べられる実がなるわけでも無い。春前に葉が一斉に落ちて庭が荒れるし、てっぺんの烏の巣からゴミが落ちてくるし、枝が近くの電線に触りそう、などと様々な理由があって、元々切る機会があれば始末するつもりだったもの。 それを躊躇していた理由は金額。県道からよく見える位置にあるせいか、年に1回くらいの頻度で知らない庭師が伐採を売り込んでくるのだが、その見積もり額が毎回中々に派手。周りの道が細く重機が入らないから…